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neko note  

あんなこと、こんなこと。

23/ディープな体験


猫のシアワセのために何ができるか?ー

猫がよろこぶために何ができるか?頭であれこれ考えるより行動してヒントをもらうことに。友人から誘われてTrap(捕獲)Neuter(不妊手術)Return(元の住みかに戻す)の頭文字をとったTNR活動に初めて参加した。野良猫を捕獲して大阪の某所(動物病院準備医院なので専門機材は揃っている屋内の場所)に集めて、専門医に不妊手術をしてもらい元の住みかに戻す活動をしているのは、大阪ねこの会。月に1度2日間開催されるTNRには、1日で野良猫100匹ほど手術をするそうだ。参加している専門医は殺処分猫を減らす活動に賛同している先生たちで、この日もTNRボランティアスタッフたちと連携プレーで手際よく捕獲者たちから預かった猫を引き取り、猫の特徴を書き込んだナンバータグを付け、麻酔、手術準備、手術(手術した印に耳を少しカット)、経過観察、引き渡しまで猫にストレスがかからないようにボランティアたちは気を使いながら終始クリーン&丁寧に猫と接していた。命を扱うことは想像以上に大変な責任を伴う作業だ。

私は麻酔を受ける猫をケージのまま係に渡すお手伝いと、手術を受けた猫を受け取り呼吸などの経過観察するボランティアに参加。捕獲猫の年齢は様々で、若い猫から年寄り猫まで1匹づつケージに入れられて手術の順番を待っています。うちの愛猫アートも昨年、動物病院で去勢手術を受けたのでどんなことをされたのか見ておきたくて手術にも少し立ち会った。何万頭も手術してきた手際よい先生たちのオペは1匹3分くらいでサクッと終了、1時間もするとぐたっ〜と横たわっていた猫たちも夢から覚めたようで体勢を丸く戻して、またウツラツラ。

殺処分猫は10年前は150万頭いたけれど、2016年度は17万頭に減ってきていると専門医の先生は話していた。殺処分を減らすには野良猫の数を増やさないことが先決で、TNRで手術を受けた野良猫はもう子孫は増えないので、里親になるか優しく地域で見守ってほしいと願う。飼い猫が15年〜20年生きるのに対して、過酷な野良猫の生涯は約5年と短いらしい。この活動でサポートできることは、殺処分ゼロの運動に署名すること、活動費の寄付支援とボランティア。これは次回のnekocante実行委員メンバーとの打ち合わせ事項、里親歴の長いみんなの意見も大事にしたい。

真剣に保護猫活動を長年されている人たちに、知識が乏しい新参者が無闇に関われるはずはない。とりあえず代表の方にnekocante開催中のギャラリーにTNR活動のパンフレットを置きませんか?とだけ伝えた。まずは知らない人にさくら猫活動(TNR)の意味を理解してもらうことが大切な気がする。TNRにもいろんな意見があるだろうけれど、自由に生きて短命な野良猫〜家猫で穏やかに生きて長命が幸せかは猫に聞いてみないとわからない。ただ交通量の多い都会に住む野良猫たちがくれぐれも道路にだけは飛び出さないように祈っています。

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