

13/メールだけ
ゴージャスだけど、不幸せそうな家族ー TVをつけたらアメリカ大統領の就任式典でニュースは賑やかだけど、不機嫌顔のトランプさんよりファースト・クール・レディーのメラニアさんの勝負ドレスの方が何倍も気になる。それ以上に娘イバンカさんの履いてる靴が気になった週末。米国政治に興味はないけどハイブランド・ファッション見たさに午前2時から珍しくCNNに釘付けになってしまった。ズラリ並んだ長身ゴージャス・ファミリーが今のアメリカの象徴なのだと思うと、アメリカは政治までもリアリティー番組時代に突入したようで面白くなってきた。今日はカンテの現オーナーに完成したばかりのカンテHPを公開してもいいか確認メールを入れた、できたのはそれだけ。昨夜はTV観ながらソファでそのまま寝てしまったので、身体の節々が痛くて一日ボーっとしてた。


12/猫のために
山田かおりさんの著作本「猫には嫌なところがまったくない」が1/25日に発売されると本人からメールが入った。前日に経費の件で頭が痛くなったことも忘れてしまうくらい素敵なタイトルにグサリやられる。嫌なところがまったくないとは、誰と比べたのか気にかかる。そうそうこのnekocanteは誰のため?猫のためなら頭くらい痛くなってもしかたない。悩むその前に、この本をアマゾン・カートに入れてプチっとした。


11/基準
悲しいくらい、あっという間ー 何をするにも基準となるものが必要で、予算がないからと言って無茶な参加費負担のお願いはできない。昨年12月に夙川で猫展を開催していた主催者でギャラリーオーナーの友人にやらしい話(商人ぽくって意外と気に入っているワード)だけど、アーティスト参加費について相談してみた。参加アーティスト24名で参加費一人1000円はDM制作費と必要経費に消えた。nekocanteはDM代+ねこふん参加費が必要になる。参加人数にも寄るけれど、赤字だけは避けたい。 やらしいnekocante note ねこふん参加費・DM印刷代・ギャラリー10日間のお金を管理するスタッフと管理方法・作家は手伝うのか?・誰がDMを配るのか?その時の交通費は?・作品の搬入方法・展示方法・搬出方法・作品の管理・作品受け渡し方法・カンテに来れない作家さんの負担の割合・交流会費・連絡方法・売上の支払い方法・実行委員の役割分担・展示以外のイベントの取り決めetc。思いつくことをノートに書き留める経費捻出できるように考えてたら熱が出てくる。1月中に諸々決断して実行メンバーと


10/やらしい話
イベントにはお金がいるー "ねこふん"参加についてのクーさんからのメールの返信は、OKで。必要なのは"ねこふん"の冊子の発行掲載費として、印刷&送料含めて1万5千円。日程の条件はざっくりで4月末から6月上旬で期間設定すればいいらしい。冊子経費は宣伝料なので仕方ない。+最低限の経費として"nekocante"DMポストカードを作るとしても、なるべく作家に負担がないようにしたい〜それは私も作家だから。今のイベントは主催者側は場所を用意するだけで、お客さまを呼ぶために長い時間を費やして作品制作する作家さんの負担割合が多すぎる。DMとnekocante公式HPは私がデザイン制作するのでノーギャラで良い。少しでも参加してくれた作家さんたちがシアワセにならないとイベントは成功とは言えない。大阪ではお金の話をなぜか"やらしい話やけど〜"と切り出すが、別にエロくはない。コンセプトは"猫も人もシアワセになれるで、たぶん"さあ、リアルな経費捻出問題を早急にクリアにしないと企画の公開はできない!


9/エセ無添加猫
エセ無添加猫ー 10w galleryのクーさんはロングヘアーが印象的なアイデアウーマンである。ビルが立ち並ぶ都会のマンションの最上階に住んでいて、認知症になった母をギャラリー兼、仕事場である自宅に引き取ってオープンな介護生活を送っている。どうせやるなら楽しくと、彼女が始めた新しい看護スタイルはドキュメンタリー映画作品『徘徊〜ママリン87歳の夏』になって国内だけでなく海外でも上演され、いつの間にか話題の母娘になっていた。TV番組でも何度か紹介されていたようで、私はたまたまつけた番組でクーさんの今を知る事になった。認知症は脳に何らかの原因で損傷を受けることによって、認知機能が低下する状態を言う。しかし身体は元気だから食欲もあるし外にも出たい、徘徊は目的のない散歩なのだ。クーさんは母を閉じ込めることもなく、自由に外出させて迷子にならぬよう自分は後ろからついて歩く。その光景は幼い子どもを優しく見守るママのようで、母の知らなかった一面を発見しては一喜一憂し、日々のやりとりも漫才のような笑いに変えてしまった。そんな自由でオープンな介護スタイルは、ゴールが見


8/猫に恩返し
ねこに恩返しー 10wには三毛猫のチチ、白猫クーちゃんという2匹のギャラリー猫がいる。2003年に初めて訪れた時も2匹は住んでいた。オーナーのクーさんとは少しご無沙汰だったけど、2015年10月にクリエイター糸川耀史先生の写真展"イメージからイメージへ"をカンテ・ギャラリーでプロデュースした時に偶然、会場で再会した。クーさんがもっと乙女だった頃、糸川先生の弟子だったとその時知った。私も縁あって猫を飼い始めたという話題から、2016年10w galleryの "ねこふん"にJUNICHIと私の参加が決まった。10年ぶりにギャラリーで再会した猫たちに月日の流れを感じる。以前は階段から屋上に出て動き回っていた元気なクーちゃんは、白いギャラリーに人が来るとふらり現れては”苦しゅうない〜今日はそなたにブラッシング係を命じるぞよ”と横になる。それとは反対にチチは重い病気療養中で階下のある自宅に引き込んでギャラリーから姿を消していた。猫と最後まで暮らすことは義務ではなく、いっぱいシアワセをくれた恩返しだと思った。


7/ねこふん、ふふふ
ねこふん・ふふふー 大阪には"ねこふん"と呼ばれるアートな猫祭りがある。大阪市中央区平野町にある10w galleryのオーナー・クーさんが中心になって始めた猫展-猫ふんじゃったなギャラリーたち-愛称 "ねこふん"は、大阪中央区・北区エリアにあるギャラリーや画廊が開催期間を合わせて個性的な猫展を同時期に開催する。なので全国の猫族の間で大阪で猫展クルージングができると評判になり、昨今の猫ブームに乗って2016年現在で14回を数える有名な猫祭りに成長した。2003年、10w galleryのオープニングアクトをJUNICHIが務めたご縁でクーさんと知り合い2016年は私も猫ヘッド造形作家で参加させてもらった。昨年は大阪北区の老舗ギャラリーも参加したので、北区の外れにあるカンテも仲間に入れてもらいたいんやけど?と作家も決まらないのに企画立ち上げ早々、クーさんにメールで打診した。


6/遊びの天才たち
遊びの天才たちー SNSは便利だ!今更、そんな分かってることを声高に言わんでも〜と思うけど遠く離れていても、すぐ横で話しかけられているようなメッセージのやり取りで企画が進んでいくのだから便利この上ない。メッセージ内容もSNSのnekocante projectグループトークで残るので、誰が言った言わないと後でもめることもない。Macに出逢って23年〜いつからこんな時代になったのだろう?ブルブルさんから2人のメンバー追加メールが入り、5分ほどしてヨンマさんから追加メンバーのみんなでシロちゃんの写真集を作ります〜と連絡が入った。カンテ創業スタッフで元クリエイティブ担当だったKさんが残してくれたシロちゃんの美しいポートレート写真集と、みんなのカメラや携帯で撮ったラフなスナップ写真集の2種類作りたいらしく、よそ行きシロちゃんと普段着シロちゃんみたいな写真を選ぶので編集の相談にのってね?と言われた。了解〜でもよそ行きって最近言わないよね?ノスタルギー感じるわ(笑)と返信メールを入れた。写真集制作メンバー4人の名前は"チームシロ"とすでに名付けたそうだ。知ら


5/運命の出逢い
我が家にはアートが住んでいる アートは2015年9月5日生まれのオス猫で、アメショー・チンチラ・ミックスです。友人から送られて来た生まれたばかりの仔猫の写真を見て、私はカンテのシロちゃんの生まれ変わりだと思った。シロちゃんはアートが誕生する半月前の2015年8月19日に20歳で逝去したカンテの店猫です。振り返るとほぼ20年カンテに通っていた私も、シロちゃんの猫生を見守って来たことになる。もともと猫派ではなかったけれど、インド布の上でアンモナイトのように丸くなって気持ちよさそに眠る静かなシロちゃんが可愛くてだんだんと愛おしく思えて来た。1998年、息子が初めてギャラリーで個展を開催したときもシロちゃんは側にいてくれた。2015年の個展の時もギャラリー隅の大きなラタン椅子の上で眠りながら、音楽に合わせて尻尾をゆっくり振っていた。たまにひょこひょこ歩く年老いたシロちゃんを見かけては偉いな〜と声をかけて過ごした。毎日ギャラリーに来た時に、ただ生きていてくれるだけで良かった。 それからしばらくして悲しいニュースが届きカンテに行く足も遠のいたけれど、改めて考


4/集まってきた
猫のように集まって来たー 猫作家を集めるにも、"nekocante"はカンテで初めての猫展だけにゼロからのスタートである。2回目ならば最初の雰囲気を写真で見てもらったり、動員数や売上実績などの話をして作家を集めるのだけど初回なのでそんな資料はない。先に誰か著名な猫系アーティストを引き込んで、ピーアールに使おうと知り合いを当たることにした。まず名前が上がったのはカンテの常連でブルブルさんの友だちでもあるQFDデザイナー兼作家の山田かおりさん。著作本"株式会社家族"の出版で注目された山田さんは個性的なオリジナル・ファッションに身を包み、国民的番組"徹子の部屋"にも出演した素敵な経歴を持つ。ちょうど愛猫の日常を書いたエッセイが1月に出版されると言うので、カンテで本売ってサイン会して黒柳徹子みたいにトークショーやろうと妄想企画はどんどん膨らむが、似た者同士なので止める人は誰もいない。 山田さん本人から参加の意思表示が届いたのは翌日のことだった。スタート直後にOKをもらったせいか、なんだかいい猫展になる気がして来た。カンテに長年お世話になっている私の息子J