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neko note  

あんなこと、こんなこと。

#65/最後のハードル


それにしてもヨンマさんの仕事は早い。

作家30人分の売上精算は最初で最後のハードルです。16日(火)平日の精算作業にギャラリーに集まってくれた実行委員はヨンマさん、ブルブルさん、山田さんと私の4人。私はディスプレーで使用した備品の片付けと宅急便を送る作業があるので、精算作業をヨンマさんと山田さんにお任せすることにした。まずは人数分のプリント用紙に1枚づつ作家の名前を書いて、売り上げた商品のマスキングテープを作家別に仕分けして貼ってからい精算していく。作業をしながら2人は大笑いしているのでどうしたのかと覗いてみたら作家名が知らない人になっている?聞いてみたら2人で作家にあだ名をつけて仕分けを楽しんでいる。(こうゆうことを考える時のヨンマさんはムーミン谷のミーに見えてくる)これでミスはないのか?とも思ったが、作家名の横にはちゃんと作家番号も書いてあり、楽しく仕事できるならまあいいか。

ブルブルさんは何にもなくなったカンテ・ギャラリーにカフェスペースの模様替えをしていたけれど、みんなを労ってチャイを入れてくれた。その後は、大量にあるマスキングテープの仕分け作業に手間取っている2人のヘルプをしてくれた。ブルブルさんは爪が短いので、マスキング剥がしが上手かった。スタッフが打ち間違えたと報告があった商品代のー5000円は、photo book 「カンテのシロちゃん」の売り上げから補塡され、ことなきを得た。photo bookはブルブルさんが制作費を払ったのだけど、シロちゃん人気で50冊完売し利益が出たわけで、カンテ猫展の精算ミスは今は亡きシロちゃんに助けられたようだった。ありがとうシロちゃん。

精算された作家の売り上げ10%はカンテのサポート代として支払った。カンテはサポート代から、あと50冊photo book「カンテのシロちゃん」の増版をすることが決まった。誰も懐を痛めずに、猫展に来られなかったシロちゃんファンの人たちにphoto bookを引き続きお届けできることになった。猫展が終わってすぐにはうちに帰りたくなくて、中崎町にある山田さんが経営する山ストアに4人で出かけることにした。まっすぐ帰りたくないだけできっと行くところは、どこでもよかったのだと思う。(とは言え、噂の山ストアで試着と撮影をじっくり楽しんだ)午後6時50分、カンテを出て車で淀川沿いを東へ走る。空は燃えるようなオレンジに染まっていて、シアワセな時間が終わるのを空も惜しんでくれているようだった。オレンジの空が、綺麗で淋しかった。

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